トヨタの戦略:HV販売絶好調で最高利益へ
Toyota’s strategy: Achieve maximum profits with strong HV sales
豐田策略:透過強勁的HV銷售實現利潤最大化
・欧米でトヨタのHV販売が絶好調
・Teslaが、EV販売不振で値下げへ
勝又壽良のワールドビュー掲載記事からSummaryをお届けします。
トヨタのHV戦略:
トヨタは、HVの動きを、常に冷静に予測していた。
トヨタは、EVに深入りせず、HVの拡充を続けていた。
その成果が今、欧米でHVが開花したのだ。
トヨタのEV戦略:
トヨタは、世界初の全固体型電池EVを、2027年から投入する。
トヨタの読み通りの戦略が、実現するのだ。
ロイター:(2月6日)
’EVの普及減速、HV販売好調’、トヨタがリード」と題する記事を掲載した。
カリフォルニア州モデスト:トニー・リー(37)
昨年、妻と一緒に新車を選ぶ中、テスラなどEVを検討した。
しかし結局買ったのはトヨタのSUV・RAV4のHVだ。
HV購入の理由:
1.頻繁にワシントン州まで、長距離運転する。
2.EVの電池が切れて、途中立ち往生するかも。
欧米のEV販売が不振:
欧米のEVは車体価格が高く、補助金制度に頼っている。
ライバルは、補助金制度廃止で、生産目標を引き下げ、販売低迷に陥った。
米国トヨタのHV販売:
トヨタのカムリは、米国で最も売れるセダン!
’次期モデルはHVのみになること’を発表した。
ミネソタ州’ウォルサー・トヨタ’:グレッグ・デービス
HV販売比率を、現在の4割から5割に引き上げる。
中西部では、EVは普及せず。HVの需要が非常に強い。
トヨタのミニバン’シエナ’は、納車まで1年待ちで、値引きなし
テスラEVは米国で値引き:
テスラは、米国、中国を含む主要市場で、昨年から大幅値下げ。
先週、イーロン・マクスCEOは、今年はEV需要鈍化で、利幅が縮小と発表、
米国では、EVへ向う需要が、HVに切り替わった。
S&Pグローバル・モビリティの分析:
米新車のHV割合(1~11月)は9.3%で、EV割合を1.8pt上回った。
米国のHV販売ランキング:
トヨタのHV:第1位で3割のシェア。
ホンダのHV:第2位で2割のシェア。
現代自動車と起亜自動車、
米フォード・モーター、
トヨタ:豊田章男会長
豊田氏は、1月の講演でEVに対する見方を示した。
1.全固体電池EVになっても、EVのシェアは3割程度だ。
2.HVや燃料電池車、水素エンジン車などが、用途に従って使われる。
トヨタのマルチ・パスウェイ戦略
国や地域によってニーズが異なる。トヨタはマルチ・パスウェイ戦略である。
https://hisayoshi-katsumata-worldview.com/archives/34980016.html
独SAP:社用車として、テスラの採用を中止
Bloomberg掲載記事からSummaryをお届けします。
2024年2月6日
1.SAPのフリート担当:テスラの’値下げ繰り返しを批判’
2.レンタカー’ハーツとシクスト’:テスラ車購入を中止へ
ドイツのソフト会社SAP:
テスラが繰り返す値下げを受け、従業員へのテスラ車提供を中止する。
テスラの価格は他のメーカーよりも変動が激しく、リスクが増大。
レンタカーの’ハーツとシクスト’:
Teslaが値下げしたことを受け、テスラ車の購入から手を引いた。
値下げにより、中古のテスラ車の再販価値が低下。
減価償却リスクが増大し、レンタカー会社に痛手。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-05/S8EGEBDWX2PS00
欧州EV市場:HVに敗北、2024年も悪化へ
Business Insider Japan掲載記事からSummaryをお届けします。
欧州自動車工業会:(ACEA)
2023年、EU新車登録は前年比13.9%増で、1054万7716台。
4年ぶりに1000万台の大台に乗った(図表1)
ハイブリッド車(HV)
HVが、欧州市場回復のけん引役になった。
HVは、前年比29.5%増の272万台で、新車市場の26%を占める。
EVの販売が停滞:
四半期ごとの動きでは、EVの販売が鈍化してきた(図表2)
2023年4Qの新車販売は、前年比5.5%増と2四半期連続で鈍化。
補助金カットの影響:
12月ドイツでは、予定より1年早く、補助金が打ち切られた。
ドイツの12月EV新車登録は、前年比47.6%減と、2022年から半減した。