台湾:中国への直接投資:10年間で半減(動画):
Taiwan: Direct investment in China: halved in 10 years:
台湾:对华直接投资:10年内减半
ー利益率低く「共同富裕論を警戒」ー
『大紀元』(10月19日付)
「台湾企業、中国向け投資は10年間で半減」と題する記事を掲載した。
台湾の最新研究:
ー台湾企業の対外直接投資ー
FDIに占める中国の構成比は、10年間で半分に減少したことが分かった。
台湾の市民団体
経済民主連合13日、中国当局の政策の下で、「中国進出台湾企業の今後の対応についてオンライン討論会」を開催した。
中央研究院
社会学研究所林宗弘研究員が、討論会に参加した。
1992年~2014年
台湾のFDI総額に占める中国大陸の構成比は毎年拡大した。2015年以降
中国大陸の構成比は、年々減少に転じた。この構成比は、「習近平政権が発足した12年の61.2%」から急低下、
- 現在の33.3%に低下した。
- 台湾が政治情勢に、反応した結果である。
- 台湾企業だけでなく、各国企業も中国からの撤退を急いでいる。
両岸三地・大手企業1000社:
台湾メディアが毎年発表する。
「両岸三地(大陸・台湾・香港)大手企業1000社」ランキング
2007年
台湾企業356社がランクインした。17年
124社がランクインした。20年
108社まで、ランクイン数が減少した。林宗弘氏の指摘:
台湾企業が、「中国大陸に資産を多く持てば持つほど、売上総利益率が逆に低くなる」という現象を指摘した。
- これは、初めて明かされた事実である。
- 中国当局が、いろんな名目で課税する結果である。
- 地方政府の赤字を、企業に補填させていたのだろう。
台湾半導体製造大手
TSMCTSMCの場合、中国大陸における資産総額は、TSMC全体の2割を下回る。
TSMCの8割の資産は台湾に置かれている。
- TSMC従業員の大半は台湾にいるため、
- 人件費が比較的高くても、
- 売上総利益率は30%水準を維持している。
台湾電子機器生産企業
Foxconnフォックスコンの中国本土資産は、全体の2割を超えている。
中国本土に、90万人以上の従業員を持つ。
2019年、フォックスコンの売上総利益率は2.2%まで下落した。
中国への企業進出先:
「企業進出先としての中国で、先々、コストが高まること」を示唆している。
これは、重要な点である。
勝又壽良のワールドビュー
http://hisayoshi-katsumata-worldview.com/archives/27709714.html
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