韓国：リショアリング企業数少ない原因：米国・日本の５％のみ（動画）：
S.Korea: The number of reshoring is small: 5% of US Japan:
韩国：外包公司的数量很少原因：仅美国和日本的5％
韓国の国内Ｕターン企業：
２０１４年以降、韓国の「リショアリング企業の数が、米国・日本の５％にもならないこと」が調査で分かった。
企業に有利な政策が多い主要国と比較して、「韓国企業の経営環境が悪化しているためという分析」が出ている。
「リショアリング企業」とは：
海外に進出したが事業場を撤収・縮小し、本国に戻って事業を再開する企業をいう。
韓国国際貿易通商研究院：
「海外進出企業の国内復帰支援に関する法律」（リショアリング法）が本格的に施行された。
しかし2014年から昨年まで、国内に復帰した韓国企業は、僅か計８８社のみ。
うち大企業は、中国の部品工場を蔚山（ウルサン）に移した現代モービスだけ。
海外・リショアリング企業数を比較：
米国・リショアリング企業数
２０１４－１８年基準で、２４１１社、日本・リショアリング企業数
２０１４－１８年基準で、３３３９社、両国は、
- 税制優遇や規制緩和で
- リショアリング企業を増やすなど、
- リショアリング政策を展開している。
最近２年間のリショアリング企業数は、さらに増えたと分析される。
韓国・リショアリング企業数が少ない原因：
- 内需市場が小さく、
- 輸出に依存する収益構造、
- 現地企業とのネットワークなど、
海外進出を選択するしかない。
- 人件費に対する低い生産性、
- 高い賃貸料・税金、
- 強い労働組合と各種環境・労働規制が、
上記が、国内リショアリングの選択を難しくしている。
韓国経済研究院
キム・ヨンチュン：破格的なインセンティブを与えたり、良いビジネス環境をつくらない限り、リショアリング企業が増えるのは難しい構造と説明した。
大韓商工会議所：
昨年、韓国製造企業３０８社を対象に国内復帰の意向を尋ねた。
９４．４％は「計画がない」と答えた。
中小企業中央会：
中国・ベトナムに現地法人を所有する中小企業２００社を対象にアンケート実施。
９２％がリショアリング計画なしと答えた。
その理由は
国内の生産費用が高いが６３．１％を占めている。
現地内需市場への接近性（２５％）、
現地元請け企業との関係（２３％）、
労働環境、国内各種規制（９.９％）、Joongang Ilbo | 中央日報
https://s.japanese.joins.com/JArticle/276527?sectcode=300&servcode=300
韓国の製造業、「リショアリング」に関心なし(韓国) | – ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/07/3928faa8c1a0666f.html
アイリスオーヤマ：「韓国の最大の弱点はこれ」：大山健太郎会長
アイリスオーヤマ：
大山健太郎会長は、新型コロナ以降、「日本で最も注目される実業家」に挙げられる。
アイリスオーヤマが、日本のマスク品薄事態を解消するのに、大きく貢献した。
日本政府のリショアリング政策：
リショアリング政策・１号企業に選ばれたアイリスオーヤマ。
中国の生産施設を、日本に移して月１億５０００万枚のマスクを生産中。
韓国経済新聞のインタビュー：
最近、韓国経済新聞のオンラインインタビューに応じた大山会長。
大山会長は、在日韓国人３世だ。
「韓国の出生率統計から入試戦争、就職難まで」韓国の事情をよく把握していた。
－韓国のサプライチェーン再編政策をどう評価するか。
内需市場創出・育成の重要性：
内需市場を育てなければ、韓国企業の海外工場をあえて韓国に戻しても意味がない。
- 韓国企業がベトナム工場で作った製品を、母国・韓国がベトナムから輸入、
- ベトナムから輸入した製品について、韓国企業が付加価値を創造すること、
- そして韓国政府が、インセンティブを付与することが重要なのだ。
国内にＵターンさせることで、韓国内での需給を創出し、雇用を増やすことができる。
しかし現在：
- 韓国の海外進出企業の大半は、
- 中国や東南アジアで生産した製品を、
- 単純に、米国や欧州に輸出するだけで、
韓国企業・政府は、何のアイデアも持っていない。
Joongang Ilbo | 中央日報
https://s.japanese.joins.com/JArticle/276534?sectcode=300&servcode=300